“障害者差別禁止条例をつくる会”設立されました


 平成21年7月18日(土)13時から熊本学園大学高橋守雄記念ホールにて「障害者差別禁止条例をつくる会」設立総会が行われました。
 これは、熊本県内で活動をしている障害者関連団体(身体障害・知的障害・精神障害・発達障害・高次脳機能障害・難病など)23団体が世話人となり障害者や難病を持つ人への偏見や差別をなくし、皆が活きやすい、生活しやすい社会を作ることを目的としています。
 私たち難病患者は障害者手帳を取得することは難しく、法の狭間で苦しむ事があります。手帳の有無に関わらず、不安が無く、合理的配慮が当たり前に得られる社会になることを望んでいます。
 また、総会では副代表に熊本難病連から長廣 幸さん(熊本IBD)が推薦され、設立趣意書を読み上げました。基調講演では千葉県の『障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例』の座長をされた野沢和弘さんが「条例ってなに!」と題し、お話をされました。
 第2部の寸劇(ロールプレイ)では、熊本IBD会長の中山さんが福祉工場の社長役で登場。仕事にきている障害者の方を差別する意地悪な役を演じられました。(とっても似合っていました!)中山さんの迫真の演技にみなさん圧倒され、且つ、大笑いされていました。
 第3部はシンポジウム。障害当事者・行政・旅行会社・障害者団体とそれぞれの立場での意見が出されました。
 いよいよ、熊本でも難病者を含めた支援策の土台が出来ようとしています。皆さんのご支援をこれからもお願い致します。