福岡大学筑紫病院 IBDセンター開設記念市民公開講座 |
熊本IBD 長廣 幸 |
![]() ![]() 2部はパネルディスカッションとなり、事前アンケートの集計を基に意見交換がありました。我が、九州IBDフォーラム代表の中山さんも壇上に上がり、現在の患者会の状況や社会の生き辛さをなくすために活動を続けていることが話されました。今後もこのような企画が続いてくれることを希望したいですね。IBD患者みんなが期待しています。松井先生よろしくお願いします。 |
IBD宮崎友の会 御手洗 陽子 |
市民講座は、2部構成になっており、1部が『内科』平井 郁仁先生と『外科』二見 喜太郎先生のそれぞれの基礎知識についての話でした。2部はパネルディスカッション『最新の医療と問題点』について、事前アンケートの報告を基に話が進み、会場の患者さんからの質問に対しては、内科・外科両科からの話が聞けたので、とても有意義な時間が過ごせました。とてもいい勉強になりました。 |
IBD宮崎友の会 岩本 由紀子 |
今回は、前日の懇親会から参加しました。日頃お会いできない九州の方や筑紫病院IBDセンターの矢野先生、高津先生にお会いし、楽しい時間を過ごすことができました。 当日の市民公開講座は参加者が500名を越え、IBDに対する意識の高さを感じました。 パネルディスカッションでは、事前アンケートを基にパネリストによる討論がありました。UC・CDともに患者会に参加している方は10%に留まっており、私たちの課題は尽きないなと思いました。 講座後に設置して下さった患者会ブースに、一人の女性が来られ相談を受けました。子どもさんがIBDで「今は子どもの未来が見えない、子どもがいざ悩んだ時に母親として相談に乗りたい、IBDの知識を習得したい」という内容でした。私の発症は数年前ですが、現在病気を抱えながら働いている事を伝えると涙されました。今まで理解してくれる方には相談できず、いろいろな想いが詰まっていたことと思います。私は相談に乗ることしかできませんでしたが、このような方の不安が少しでも軽減し、病気とうまく付き合っていければ嬉しいです。 九州にIBDセンターが開設した事は、私達患者にとってとても心強いです。このような催しを毎年恒例で行って頂けると、九州のIBD患者と医療者の繋がりが持て、QOLの向上にも繋がると思います。 2日間、皆さんお疲れ様でした。また会える日を楽しみにしております。 |
佐賀IBD縁笑会 秀島晴美 |
![]() 講座はかなり専門的な内容ではありましたが、先生方の熱意が伝わってくるもので、これほど一生懸命に私たちの疾患の治療に取り組んでいる医師が身近にいらっしゃると感じられたことは、多くの参加者の励みになったに違いありません。また、福大筑紫病院スタッフによる相談ブースとは別に、患者会のスペースも用意していただき、多くの方の相談をお受けし、患者会に繋げることもできました。どの県においても患者会で相談を受けられるように交流会等行っていますが、なかなかそこに来る方は少ないのが現状です。しかし、今回の講座の後、相談を受けながら、悩み、悲しみ、苦しい思いをしながら闘病している人は、やはりたくさんおられるということを実感しました。また、患者同士であるからこそ、打ち明けられることも多いのだと感じ、患者会の存在の大切さを再確認できました。 ![]() |
認定NPO法人アンビシャス 副理事長 照喜名 通 |
![]() 内科・外科それぞれご専門の講演があり、その後、パネルディスカッションとなるプログラムでした。 そこでは、我が仲間の九州IBDフォーラムの中山泰男氏(クローン病)がパネリストで登場する予定になっていました。そのお陰か、事前に会場に入ることができて、入会案内のパンフレットの配置や講師控え室で休憩も可能でした。更にラッキーだったのは、福岡大学筑紫病院副病院長 消化器内科教授の松井敏幸先生と九州のリーダークラス全員とのお昼食事会でした。かなりのVIP待遇でした。食べているときも、これも中山さんのお陰だなぁと涙を流しながら食べていました。大げさな誇張はこれくらいにしておきましょう。(笑) 今回の目玉の一つは、患者さんに対しての対応が良かったことです。福岡大学では理念の一つに「患者団体や行政と連携をはかり、正しい情報を発信します。」とありました。共に難病と戦っていこうとの姿勢がうかがえる内容でした。 基調講演で最先端の治療方法など正しい情報を知ることができました。インターネットなどの文字で把握するより、スライドを見ながら聞くほうが頭にはいりやすいです。改めて、言うほどではないのかもしれませんが、医師を絡めた講演会は患者会のイベントとして大きな役割になっていくでしょう。 中山さんの話では、患者会の役割やいきわたらない制度をどうやって変えていこうかなど、短い時間でしたが、内容面、時間枠、言葉のスピード、抑揚なども総合的にみても、ほぼ満点に近い内容でした。恐らく今度九州では患者会への入会率もあがることでしょう。 最近、IBDネットワークに参加出来ていない照喜名ですが、皆さんと顔を合わせて話をすることの大切さをヒシヒシと感じています。全国の皆様におかれましても、自ら病と付き合いながらも、孤立して燃えつきそうになるときには、仲間はいっぱいいますので、どんどん交流していきましょう。 |