第2回「IBDの疾患の子どもを持つ親の交流会」
 平成21年3月22日(日)午後1時30分から「第2回IBDの疾患の子どもを持つ親の交流会」を開催しました。今回は県南高木クリニック院長高木幸一先生より、「炎症性腸疾患と合併症」、成尾整形外科管理栄養士濱田孝一先生より「炎症性腸疾患の栄養療法」と題し、講話を頂きました。IBDでは様々な合併症を併発しQOLを低下させ、時には致命的となる場合もある。大腸がんの発症もあるので定期的な検査は必要です。
今回は熊本県内より、発症して間もない子どもさんのお父さん・お母さんが7名・保健士2名・会員3名でした。
先生方の講話の後は、簡単な自己紹介・現在の状況などを話、先生や体験されたか方からのアドバイスを受けられました。
高校生の息子さんのお母さんからは、先日修学旅行があった。
親も子も心配していた旅行でしたが、無事何事も無く、スキーをして帰ってきました。と嬉しい報告がありました。本人も自信がついたでしょう。こういうことが病気と共に生活していく上でとても大切なことです。外に出て、自信をどんどんつけて下さい。下記は参加された方々の感想です。

☆ 色々なお話や専門の先生方のお話が聞けて、とてもよかったです。いろいろな不安が消えて、ホッとします。
☆たくさんの方もそれぞれの悩みがあるので、今日は非常に良かったです。クローン病の患者の話も参考になりました。

熊本IBD 松井 幸徳
家族の方の話を聞いていて、自分が悩んでいた当時の事を思い出しました。私は体調のことや仕事のことなど、将来が不安でどうしていいか分からなくて家に引きこもっていたことがあり
ます。自分のこれまでの経験から、今悩んでいる皆さんに言えることは、一人で悩まないで欲しいということです。一人でいると視野が狭くなりがちです。自分を追い詰めるかもしれません。だから同じIBDの人、そうでない人、誰でもいいから何でも話すことの出来る人を見つけてほしいと思います。自分の事を理解してくれる人の存在は大きいと思います。いろんな人に出会って話をしていると、自分の中の病気に対する考え方も変わってきますよ。病気になったからといって何も出来ないということはありません。出来ないと決めつけてやらなければ何も出来ません。結果が良くても悪くても、やってみて初めて分かることはあります。次に生かすことが出来ます。
いろんな事を少しずつ試しながら自分なりの病気との付き合い方を見つけていってほしいと思います。でも、無理はしないで下さいね。調子が悪いときは体を休めることも必要です。今は辛いかもしれないけど、それも笑って話せる時が必ずやってきますよ。