第3回 熊本クローンの会 勉強会・総会の報告

日   時 平成14年11月9日(土)10:00〜12:00
場   所 熊本市北保健福祉センター 3階会議室
参 加 者 会員38名中、出席17名(当日入会者含む)

 中山会長より、熊本市障害保健福祉課との交流の中で、勉強会を合同開催にしてはどうかとのお話しを頂き、熊本市北保健福祉センター福祉相談係の皆さんを窓口として予算措置、会場手配から当日の準備まで大変なご協力を頂いたこと。また、急なご案内にも関わらず、熊本県健康福祉部健康増進課 児玉課長並びに中村主事 及び、熊本市障害福祉課 岩木課長補佐 のご臨席を頂き、これまでになく格調の高い総会・勉強会開催となり心より感謝申し上げたいとのお礼の言葉が述べられた。

 白木顕也さんの司会により、本日講師である熊本赤十字病院小児消化器外科部長 寺倉宏嗣Drの紹介がなされ、勉強会を開催した。(10:00〜11:00)
 講演では、胎児における消化器の形成過程や内臓奇形に至る場合の事例など、写真や資料をもとに具体的に説明がなされた。会員の皆さんからも、初めて聞く内容で興味深い内容でしたとの感想を頂きました。

 中山千香子さんの司会により、11時03分総会開会の宣言がなされたあと、熊本市北保健センター福祉相談係 佐竹係長から熊本市の取り組みについてと題し行政説明を頂いた。

 総会出席状況として、会員総数38人中、本日出席17人、委任状17人、無回答4人で本総会は成立することとなった旨の報告がなされた。
 また、議長選任につき議場に諮ったところ白木顕也さんを満場一致で選任し、以下議題の審議に入る。

第1号議案 理事及び監事の選任について

議長より、資料記載の名簿が読み上げられ、理事及び監事に推薦についての説明があった。議長がこの件について議場に諮ったところ満場の拍手をもって承認を得た。

理   事 中山 泰男
  以下9名
   
監事 2名

第2号議案 役職者の選任について

 議長より、改選にあたり会長を新たに選任することとしたいが自薦、他薦でもかまいません。挙手でご推薦を頂きたいとの説明がなされた。

 議場から意見が出ることがなかったので、議長より会長の中山さんに引き続き今年度もお願いすることとしたいが如何でしょうかとの案がだされた。

議長が議場に諮ったところ、満場の拍手をもって承認を得た。改めて、中山さんに会長就任を要請し、本人からも承諾を得た。

中山会長より挨拶がなされた後、会長指名となっている副会長を白木顕也さんに、会計を野田敏子さんにお願いしたいとの意見がだされた。満場の拍手をもって承認を得て、改めて両氏からも承諾を得た。


第3号議案 会費未納者の取り扱いについて

中山会長より、本会の会員は規約に基づき会費納入をもって認められるところですが、

現在、入金がなくとも各種案内状の送付を行っております。しかしながら、行事参加の有無さえご返事を頂けない方が数名居られるのが現状です。皆さんからお預かりした大事な会費ですので、この対応についてご審議をお願いたいとの説明がなされた。

 議長より、未納者の取り扱いについて資料に基づき、意見の集約が行われた。

1.会費未納者については、   間をもって脱会とする。保留期間     1年  2年  3年  その他(    )

 議長より、多数決の結果、1年間が妥当であろうとの意見がだされた。

 中山会長より、一年だと長期入院や離職によって無収入となってしまうこともあるが、二年あれば生活環境も改善される可能性が高いので、2年間と言う見方もあるのではとの意見が出された。

 議長が改めて多数決を取ったところ、2年間に決定した

2.なお、脱退後も本会の行事等については   間は案内状を送付する。案内状送付期間  1年  2年  3年  その他(    )

 

 松本寛之さんから、経費がかかるとの説明であったがどれ位かかっているのかとの質問がだされた。

 長廣 幸さんより、切手代・封筒代×人数×回数で、前年度は2万円弱との回答があった。

 津川 仁さんから、1年間で十分ではないかとの意見が出された。

 中山会長より、付帯する内容として、1年間につき総会・勉強会のみの案内としてはとの意見が出された。

3.脱退者が再加入を申し出た場合には、その申出年度の会費を徴する。その場合は1年分の年会費とする。

議長がこの3件について、議場に諮ったところ満場の拍手をもって承認を得た。

第4号議案 平成13年度事業報告について

 中山会長より、平成13年度事業について資料に基づき説明がなされた。

平成13年度事業報告

1.平成13年10月28日 理事会の開催 理事10名(内委任状3名)
  参加場所:高野病院3階  11:00〜12:00 
  議題  (1)理事・監事の選任について
       (2)規約の見直しについて    
       (3)今後の活動について
       (4)総会の開催について

2.平成13年11月10日(土)「第13回熊本IBD研究会」への参加5名  
  場所:熊本市国際交流会館 7階ホール    14:00〜16:00 
  (1)「炎症性腸疾患と行政の関わり」熊本県健康福祉部健康増進課課長補佐  
  (2)「炎症性腸疾患の外科治療と長期予後〜ストーマの管理も含めて〜」  
    福岡大学筑紫病院 外科学 教授 有馬純考 先生

3.平成13年11月18日(日) 総会の開催 会員37名中34名(委任15名) 
  場所:熊本市産業文化会館6階 第3階会議室 10:00〜12:00
  総会
  (1) 理事・監事の選任について  
  (2) 顧問並びに協力医の紹介
  (3) 平成12年度事業報告について
  (4) 平成12年度決算報告について
  (5) 監事監査報告
  (6) 平成13年度事業計画案について
  (7) 平成13年度予算案について
  (8) 全国IBDネットワークへの賛同について
    勉強会 「クローン病の最近の話題」     
       熊本市地域医療センター副院長 相良勝郎 先生

4.平成13年12月9日(日)交流会(忘年会)の開催  参加者17名 
 場所:熊本市三郎 カラオケハーモット帯山店 12:30〜14:30

5.平成14年2月17日(日)料理教室の開催 参加者会員11名
 場所:熊本市福祉センター希望荘2階 10:00〜12:00
  (1) 調理=たらこズパゲティー、エレンタール入りわらびもち
  (2) 患者懇談会

6.平成14年2月中旬  会報誌(文集版)第2号送付

7.平成14年4月20日 定期勉強会の開催 20名参加 
 場所:熊本テルサ 3階 C・D研究室 13:30〜16:00 
  (1)講演会「炎症性腸疾患のメンタルケア」  鹿児島 鹿屋体育大学 教授 山中隆夫 先生
  (2)「免疫異常とビタミン(ビチオン)について」 副会長 白木顕也

8.平成14年6月8日(土) 大塚製薬「炎症性腸疾患特別講演会」出席 4名
 場所:熊本テルサ テルサホール 14:00〜16:00
 演題「クローン病の病態と治療〜最新事情〜」
 千葉大学医学部付属病院第2外科 助手 鈴木康夫 先生
 コーディネーター 高野病院副院長   野崎良一 先生

9.平成14年6月23日(日)夏交流会の開催 11名参加
 場所:クリスタルモール浜線3階 カラオケコロッケクラブ11:00〜15:00

10.平成14年7月19日 熊本市保健所主催「炎症性腸疾患者勉強会」参加4名 
 場所:熊本市福祉センター希望荘2階ホール

  (1) 講演会「炎症性腸疾患の病態について」熊本大学第三内科 助教授 桜井宏一 先生        
  (2)医療関係者交流会 熊本市、熊本大学病院難病相談室、再春荘病院相談室
11.平成14年8月25日(日)ピアカウンセリングの実施 2名1家族参加 
 場所:熊本市福祉センター希望荘 1階ルーム 

平成13年度事業                                                 総会・役員会開催 2回
勉強会・その他出席  4回
交流会・懇談会    3回
料理教室       1回
会報誌 1回 合計11事業

     

議長がこの件につき、議場に諮ったところ満場の拍手をもって承認を得た。

第5号議案 平成13年度収支決算報告について

 長廣 幸さんより、平成13年度の決算報告及び会計処理状況についての説明がなされた。


平成13年度 収支決算書
単位:円
収入の部
支出の部
科 目
適 用
金 額
科 目
適 用
金 額
前期繰越金  
6,177
会議費 貸館使用料
12,205
会員会費 26人分
64,300
研修費 広島(JR)
10,862
雑収入 交流会費
10,700
通信費 切手 ・葉書
19,450
利子 預金利子
5
事務費 印鑑朱肉
300
   
 
諸会費 IBD登録料
2,200
   
 
雑費 お茶その他
2,331
   
 
次期繰越金  
33,834
合    計
 
81,182
合    計
 
81,182

 議長がこの件につき、議場に諮ったところ満場の拍手をもって承認を得た。

第6号議案 監事監査の報告について

 野田敏子さんより、監事が体調不良により欠席であることから、代理として10月26日に行われた監事監査についての報告が行われた。

 議長がこの件につき、議場に諮ったところ満場の拍手をもって承認を得た。

第7号議案 平成14年度事業計画(案)ついて

 中山会長より、設立主旨である患者支援活動を推進するにあたり、あらたなプロジェクト体制を構築して活動の充実化を図りたいとの説明がなされた。

 中山会長にから一括して事業の説明があり、その後、議長の進行によってそれぞれの担当者の決定を行った。また、総会終了後、各担当ごと話し合いをするようにと依頼がなされた。

1.基本本会の基本事業

  基本事業は偶数月に行うものとするが、8月は特に体力を消耗する次期でもあるので、開催を見送りたいとの補足がなされた。

 10月又は11月 総会・勉強会
 12月      交流会(クリスマス・忘年会)
  2月      料理教室(第2回)希望荘にて開催
  4月      春季勉強会
  6月又は7月  交流会(スポーツレクレーション)      
  8月      (特別講座)

勉強会・交流会などの事業の企画部長は、 (主)白木 顕也 さん
(副)野見山 さん村田 さん

2.広報誌のプロジェクト

 全国のIBDネットワーク網を活用し、情報の共有化を推進するとともに、会員全員参加型で読むに楽しい新聞を作りたいと思います。ついては、広報部長を新設し年2回以上の新聞発刊を目指します。

本年度の広報部長は、(主)長廣 幸 さん (副)服部 さん白水さん

3.ホームページのプロジェク

 情報の収集にはパソコンが欠かせない時代です。ホームページ管理部長を新設し、行事の掲載や書き込みの即時対応などを図ります。

 本年度のホームページ管理部長は、(主)岡部亜矢子さん(副)白木さん津川さん

4.ピア・カウンセリング講座の実施

 私達は、自分達の持っている知識の共有化が主目的であることから、罹患者への患者自身によるピア・カウンセリングの充実化を図りたいと願っています。ついては来春以降に、希望者を募り、カウンセラー教室を開講したいと考えています。できれば各地域に一人以上の認定カウンセラーを配置したいものです。私自身、患者さん方からお電話を頂いた時、何も助言できない自分がいましたし、是非、多くの皆さんに参加ご参加頂きたいと思います。

 時期:平成15年4月及び8月 約1時間程度

    1回目 ソーシャルワークの基礎T「傾聴することとは」
    2回目 ソーシャルワークの基礎U「情報の提供と選択」

未定  ホーローアップ研修

  本事業の担当者は、(主)中山 泰男さん (副)中山 千香子さん 

5.九州IBDネットワーク創設事業 

 
 熊本以外にも、長崎、福岡、宮崎、鹿児島、沖縄に患者会があります。これらの患者会とネットワークを構築し、合同企画を実施したいと考えています。また、佐賀県ではCDの会が立ち上がろうとしていますし、宇城UCRの会などへの支援も行いたいと考えています。なお、このネットワーク事業は、全国IBDネットワークへの勧誘活動ではありません。関西や関東の患者会との交流会などほとんど不可能に近いですから、隣県だから出来るものをやっていきたいと考えます。

  本事業の担当者は、(主)中山 泰男さん (副)白木 顕也さん

6.IBDネットワークとの連携

 他の炎症性腸疾患患者さんらの支援も含めて、厚生労働省等への働きかけのための署名運動や支援金の一部支出を行いたいと考えます。会費は、年間一人100円です。その他、臨時の活動費は、IBDN会員数の頭割り(前年567円、今回466円の予定)となります。なお、この件で会員さんに新たな費用負担を求めることはありません。

7.他で行われる事業の案内

 情報が入りしだい役員で諮り、選別の上で会員の皆さんに情報を提供したいと考えます。これまでにも様々な商売がらみの案内が来ており、ご迷惑をおかけしないようにとの配慮からですので、勝手に選別することについてはご理解を頂きたいと思います。なお、会員さんからの紹介や推薦など情報提供を頂ければとも考えています。また、IBDNの事業の中にも、新聞のネタとなる出来事や体験談などをデータとしてストックして行こうと言う話もあります。

議長がこの7件について、議場に諮ったところ満場の拍手をもって承認を得た。

第8号議案 平成14年度収支予算案について

 長廣 幸さんより、第7号議案である事業計画承認を受けて、平成14年度予算について科目毎に説明が行われた。

平成14年度 収支予算書
単位:円
収入の部
支出の部
科 目
適 用
金 額
科 目
適 用
金 額
前期繰越金  
33,834
会議費 貸館使用料
20,000
会員会費 30人分
75,000
研修費 謝礼、移動費
20,000
雑収入 交流会費
30,000
通信費 切手・葉書
25,000
利子 預金利子
166
事務費 封筒その他
2,000
   
 
諸会費 IBD関係
5,000
   
 
雑費 お茶その他
5,000
   
 
予備費  
62,000
 合    計  
139,000
 合    計  
139,000

 中山会長より、今年3年目で予備費に6万円ほど計上されており、そんなに残してどうするのかとのご意見もあるかとは思いますが、できれば設立5周年事業を開催する原資として10万円を目標に繰越金を残したいと考えており、ご理解を頂きたい旨の説明がなされた。なお、5周年事業を開催するにあたっては、県・市の補助事業も視野に入れて行動して行きたいとの補足がなされた。
 議長から、会長には全国IBDネットワークin沖縄にご夫婦で行って頂いた経緯もあり、又、会員の中から毎年一人は参加する方向でいきたいので、研修費に2万円を上積みし、支出することとしたいとの提案が出された。
 中山会長より、本来はお断りするべきでしょうが、今後も誰かに行って頂くという事であれば、お気持ちとして半分の1万円でお願いしたいとの意見が出された。
 議長より、予算書の研修費を1万円増の30,000円へ修正、予備費を1万円減の52,000円へ修正することとしたい旨の説明がなされた。
 議長がこの件について、議場に諮ったところ満場の拍手をもって承認を得た。

司会より総会終了を宣し、12時15分をもって閉会した。


※ その他の連絡事項

・中山会長より、熊本県の特定疾患患者一覧表を基に、全国ベースの動きや国の予算に関する状況、また、沖縄で開催された内容についても併せて報告がなされた。
・白木副会長より「アイ・ビー・リーグ・クラブ」共済について資料を基に説明が行われた。
・中山会長より「CCJAPAN」情報誌についての紹介が、パンフレットを基に行われた。

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